哲学の原点　ソクラテス・プラトン・アリストテレスの知恵の探究としての哲学

哲学とはいかなる営みなのか。ソクラテス・プラトン・アリストテレスに哲学史2400余年の原点を訪ね、思考の筋道が甦るギリシャ哲学入門。

プラトンは「イデア」という語を実は二義的に用いているということである。このことにプラトン研究者たちは着目していないし、おそらくプラトン自身も気づいていなかったのであろう。（第五章「仮説的イデア論�供廚茲蝓�

［目次］
まえがき
第I部 ソクラテス
　第一章　ソクラテスの「知恵」『ソクラテスの弁明』
　第二章　ソクラテスのエレンコス　プラトン初期対話篇

第II部　プラトン
　第三章　プラトンは超越的イデア論者か
　第四章　仮説的イデア論�機　悒僖ぅ鼻璽鵝�
　第五章　仮説的イデア論�供　惺餡函�
　第六章　イデア論の再検討　『パルメニデス』
　第七章　「エピステーメー」概念の再検討�機　悒謄▲ぅ董璽肇后�
　第八章　「エピステーメー」概念の再検討�供　悒謄▲ぅ董璽肇后�
　第九章　分割法　『ソフィステース』『ポシーティコス』
　第十章　イデアのコイノーニアー　『ソフィステース』

第III部　アリストテレス
　第十一章　アリストテレスにとっての「哲学」　『形而上学』
　第十二章　「ト・オン・レゲタイ・ポラコース」　『形而上学』
　第十三章　本質をめぐる議論�機　愀措�上学』
　第十四章　本質をめぐる議論�供　愀措�上学』
　第十五章　論証理論　『分析論後書』
あとがき



天野正幸（あまの・まさゆき）
ギリシャ哲学。東京大学名誉教授。主な著書に『イデアとエピステーメー−プラトン哲学の発展史的研究』『正義と幸福−プラトンの倫理思想』（東京大学出版会）がある。
型番 978-4-86528-149-1
販売価格
3,960円(税360円)
購入数
冊