LOOP 映像メディア学Vol.7

メディアアートの最先端を東京藝術大学から発信する「LOOP」最新号は、日本のアニメーションの黎明期から現在まで主要な作品や上映会、教育機関までを一望できる、山村浩二編「現代日本インディペンデントアニメーション年表」付! 2014年以来活動をつづけるリサーチ型アートプロジェクトのための人材育成プログラム「gendaiRAM」による国際シンポジウム「アジア零時」ほか主要な成果を収めた小特集、ならびに「コンテンポラリー・アニメーション入門」小特集では、現代日本のアニメーション事情をめぐる湯浅政明・和田淳・しりあがり寿との座談会に加え、ユーリー・ノルシュテイン監督インタビューも収録。アートの現在をめぐる本格論考、桂英史「序説 芸術の社会的な実践を考えるために」掲載。


[目次]
◉小特集「geidaiRAM」
1)国際シンポジウム「アジア零時」 龔卓軍×相馬千秋×高山明×桂英史(司会:林立騎)
2)「労働者」として携わるアート――人権と憲法から考える 須田洋平
3)闇・トラウマ・語り――《波のした、土のうえ》をめぐって 龔卓軍(翻訳:黃耀進+林立騎)
4)第1回国際アートプラクティス会議――アジア太平洋の芸術誌をめぐって
  オル太×リュウ・ルーシャン/玄宇民×シュウ・ファンツー/シュウ・ジャウェイ×林立騎
  ピーター・エッカソール/龔卓軍/ジェームズ・オリヴァー/高山明
  シンポジウム

◉小特集「コンテンポラリー・アニメーション入門」
1)モノとコト――ユーリー・ノルシュテイン インタビュー 山村浩二
2)現代日本のインディペンデント事情 湯浅政明×和田淳×しりあがり寿×山村浩二
 【資料|現代日本インディペンデント・アニメーション年表 山村浩二編】
3)ステレオスコープにおけるナラティブと抽象――テオドル・ウシェフ インタビュー 山村浩二
4)イジー・バルタ インタビュー――チェコアニメーションの伝統と前衛 伊藤有壱

論考|序説 芸術の社会的な実践を考えるために 桂英史
翻訳|ノイズ ベルト・ノイマン追悼(1960.11.9–2015.7.30)(翻訳:林立騎+セバスチャン・ブロイ)
総説論文|ASD型自己の臨床知を基礎とした芸術知についての試論 西條朋行+桂英史
研究論文|コロガル公園シリーズ 未来の公園の5つの特徴 会田大也+菅沼聖+城一裕
研究ノート|学術的文献に見るアニメーション・ドキュメンタリー ニコラス・グアリン・レオン


編集・発行=東京藝術大学大学院映像研究科
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http://www.fnm.geidai.ac.jp
型番 978-4-86528-162-0
販売価格
1,980円(税180円)
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