2人の障がい者社長が語る絶望への処方箋

SMA(脊髄性筋萎縮症)、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という重度の障がいをもっていても、働き、学び、人生を充実させることができます。自分で会社をつくり、経営者として活躍することもできます。 どんな障がいをもっていても、どんな困難に遭遇しても、できないことはなく、幸せに生きられるのだと、対談したふたりは証明しました。 障がい者が普通に働けて、生きやすい社会にするには、嘆いてばかりいるのではなく、まずは行動すること。 障がい者も健常者もお互いに理解し合い、ともに生きやすい社会になるよう、いま障がい者の世界の先頭に立つふたりが、対談によって自らの経験をすべてさらけ出し、本音で語り合いました。


ネスレ日本株式会社 代表取締役社長兼CEO 高岡浩三さん推薦!
「この本からどんな逆境にも立ち向かう勇気とファイティングスピリットをもらいました」

格好良く見せたいプライドは捨てた/病気のおかげで欲深い/妻がいたから乗り越えられた/働かない選択肢はなかった/得意なことで稼いで起業する/働きつづければ幸せになっていく/自分をさらす覚悟/「大変そう」を「すごい」に変える/僕が死んだとしても/いつか会社を上場させる/社会的な弱者だと思ったことがない/ITが助けてくれる


目次
まえがき 佐藤仙務
処方箋1 障がいに対して
処方箋2 起業に対して
処方箋3 会社に対して
処方箋4 人生に対して
2人の障がい者社長を語る
これまでの歩み
あとがき 恩田聖敬



佐藤仙務(さとう・ひさむ)
1991年生まれ。愛知県出身。1992年、脊髄性筋萎縮症と診断される。2010年、愛知県立港特別支援学校商業科を卒業。当時、障がい者の就職が困難であることに挫折を感じ、ほぼ寝たきりでありながら、2011年、19歳で幼馴染とともにホームページや名刺の作成を請け負う合同会社「仙拓」を立ち上げた。現在、株式会社仙拓代表取締役社長。自らを寝たきり社長と名乗り、いまビジネス界で注目を浴びている。ネスレ日本株式会社のアドバイザーも務める。

恩田聖敬(おんだ・さとし)
1978年生まれ。岐阜県出身。京都大学大学院航空宇宙工学修了。J リーグ・FC岐阜の社長に史上最年少の35歳で就任。現場主義を掲げ、チーム再建に尽力した。就任と同時期にALS(筋萎縮性側索硬化症)発症。2015年末、 病状の進行により職務遂行困難となり、やむなく社長を辞任。翌年、『ALSでも自分らしく生きる』をモットーに、クラウドファンディングで創業資金を募り、株式会社まんまる笑店を設立。講演、研修、執筆等を全国で行う。私生活では2児の父。
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