地域教育再生プロジェクト 家庭・学校と地域社会

核家族化、少子高齢化、過疎過密化により、地域社会は失われてきた。教育を武器に地域社会を再生することはできるだろうか。明治時代から今までの、家庭・学校と地域社会の変化を見通すとともに、教育実践18例を検証し、いまに役立てる1冊!


私には、一見してばらばらにみえる全国各地の実践を、相互に積み重ね交流することによって、日本の教育課題がみえてくるように思えるのです。(「おわりに」より)

❖本書に登場する教育実践
◉京都 「地域教育専門主事室」の実践
◉千葉 学校を場としたおとなの学習
◉北海道 地域特性に対応したPTA活動
◉長野 郷土芸能における家族の補完
◉新潟など 山村留学による地域間交流 
ほか


❖ 目次
はじめに
第一章 失われゆく地域コミュニティ    
第二章 教育をひろい視点からとらえる
第三章 学校と地域のコラボレーション   
第四章 PTAは学校と地域をつなぐ要
第五章 「家族」をひろげる地域教育  
第六章 山村留学と都市・農山村交流   
第七章 移動社会で新たなつながりを創る
第八章 地域文化を知らない子どもたち   
第九章 おとなが変わる、子どもが変わる


岡崎友典(おかざき・とものり)
放送大学客員教員。教育学修士(東京大学)。日本教育社会学会・日本子ども社会学会元理事。主な著書・論文に『家庭・学校と地域社会』(放送大学教育振興会)、『教師が読む子どものための「学校五日制」』(共編著、ぎょうせい)、『ハンドブック事例で読む「学校と家庭・地域」』(共編著、教育出版)、「『地域と教育』研究」(東京学芸大学紀要32・34集)、「高等教育就学機会と地方出身者」(教育社会学研究第32集)、「青年の地域間移動と地域定住」(放送大学研究年報第6号)、『コミュニティ教育論』(共著、放送大学教育振興会)、『乳幼児の保育と教育』(共著、放送大学教育振興会)、『教育学入門』(共著、放送大学教育振興会)など多数。
販売価格
1,870円(税170円)
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