片岡義男COMIC SHOW

oh,boy!(なんてこった)片岡義男×8人の実力派漫画家・イラストレーターによる空前の企画がついに実現!

『スローなブギにしてくれ』などで1970-80年代を風靡し今なお新作を精力的に書き続ける永遠のCity Boyわれらの片岡義男!その作品世界がコミックスとして生まれ直す。

『あれよ星屑』の山田参助(2019年手塚治虫文化賞と日本漫画家協会賞のW受賞)が描くストリップ嬢たちのロード・ノヴェル「馬鹿が惚れちゃう」。アニメーション映画「音楽」の公開を控える大橋裕之がシュールな一夜を描く「給料日」、ほか7つ漫画作品。コミックス作家を主人公にした片岡義男の書き下ろし小説、さらにさらにイラストレーター テリー・ジョンスンによるオールカラー別冊zine「TEDDY meets TERRY」が付いた傑作スペシャル・ブック。アメリカ、オートバイ、文房具、ハードボイルド…片岡義男の世界に何度もシビレる…‼


❖ 目次
山本美希「心をこめてカボチャ畑にすわる」
大橋裕之「給料日」
グレアム・ミックニー「鉛筆を削るとき」
長崎訓子「スローなブギにしてくれ」
森泉岳土「彼女のリアリズムが輝く」
島田虎之助「白い町」
山田参助「馬鹿が惚れちゃう」
片岡義男 小説「ジラレナイシン」+自画像

特別別冊 テリー・ジョンスン(湯村輝彦)描き下ろし「TEDDY meets TERRY」

◆原作・小説◆
片岡義男(かたおか・よしお) 1939年東京都生まれ。1974年『白い波の荒野へ』で小説家としてデビュー。著書に『スローなブギにしてくれ』『彼のオートバイ、彼女の島』『ボビーに首ったけ』(いずれも角川書店)『階段を駆け上がる』『ここは東京』『木曜日を左に曲がる』『真夜中のセロリの茎』、共著に『翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』(いずれも左右社)など。好きな漫画はオリジナルの “NANCY” そして “PEANUTS”。 公式サイト片岡義男.com(https://kataokayoshio.com)

◆漫画◆
大橋裕之(おおはし・ひろゆき) 1980年愛知県生まれ。2005年より自費出版漫画を刊行、2007年商業誌デビュー。著書に『シティライツ 完全版』(カンゼン)、『太郎は水になりたかった』(リイド社)など。2020年1月、自身が原作を務めるアニメ映画『音楽』(岩井澤健治監督)が公開。

島田虎之介(しまだ・とらのすけ) 1961年生まれ。2000年「エンリケ小林のエルドラド」(青林工藝舎)でアックスマンガ新人賞佳作を受賞しデビュー。2008年、『トロイメライ』(青林工藝舎)で手塚治虫文化賞新生賞を受賞。著書に『九月十月』(小学館)『ロボ・サピエンス全史』(講談社)など。

テリー・ジョンスン 1942年東京都生まれ。ヘタうまイラストの創始者。比類なき痛快さを持つデザインをジャンルを超えて大量にアウトプット。著書に『湯村輝彦のヒットパレード』、『テリー百%』、『決定版 ヘタうま大全集』など。無類の猫好きでもある。

長崎訓子(ながさき・くにこ) 1970年東京都生まれ。イラストレーター。装画や挿絵、漫画の執筆などで活躍。著書に『Ebony and Irony 短編文学漫画集』『MARBLE RAMBLE 名作文学漫画集』(第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品、以上パイインターナショナル)『Catnappers 猫文学漫画集』(ナナロク社)など。

Graeme Mcnee(ぐれあむ・みっくにー) スコットランド出身。ポスター、装画、挿絵などを手掛ける。サイレントマンガ「ミニマルコミックス」や『RYOKAN』など日英両言語でアート・ジンを刊行。

森泉岳土(もりいずみ・たけひと) 1975年東京都生まれ。水で描き、そこに墨を落とし、爪楊枝や割り箸などを使いマンガを描く。著書に『セリー』『報いは報い、罰は罰』(以上KADOKAWA)、『カフカの「城」他三篇』(河出書房新社)、『うとそうそう』(光文社)など。

山田参助(やまだ・さんすけ) 1972年大阪生まれ。1994年「さぶ」(サン出版)でデビュー。2013〜2018年まで「月刊コミックビーム」(KADOKAWA)で連載された『あれよ星屑』が2019年手塚治虫文化賞新生賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。その他『ニッポン夜枕ばなし』(リイド社)など。

山本美希(やまもと・みき) マンガや絵本の創作活動を行い、2012年に刊行した『Sunny Sunny Ann!』(講談社)で第17回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。著書にマンガ『ハウアーユー?』(祥伝社)、絵本『ねえねえ あーそぼ』(エンブックス)など。物語内容と表現手法の関係に関心がある。
販売価格
2,200円(税200円)
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