【三瀬夏之介サイン本】2020年のさざえ堂−−現代の螺旋と100枚の絵

太田市美術館・図書館「2020年のさざえ堂——現代の螺旋と100枚の絵」展公式図録

「螺旋」と「さざえ堂」がいざなう巡礼の旅 螺旋構造をもつ仏堂である「さざえ堂」。 異なる手法を用いるアーティスト4名が、「さざえ堂」と「螺旋」を現代の視点から捉え直す。人間の知覚・身体感覚を揺さぶり、現代における信仰の意味、「さざえ堂」の構造・意義に迫っていく壮大な試み。 「百観音巡礼」にならい、100枚の絵の展示に挑む、高橋大輔。 二つの螺旋建造物の差異を、音楽と映像であぶり出す、蓮沼執太。 大規模な絵画によって螺旋空間を構築した、三瀬夏之介。 美術館の中に、物質的な螺旋の迷宮を作りだす持田敦子。 「現代の美術館・展覧会のあり方とは」「他者を受け入れることとは」「美術と信仰の関係性とは」——展覧会のテーマを越え、根源的な問いが立ち現れてゆく。
◉参加アーティスト 高橋大輔(画家)、蓮沼執太(音楽家・アーティスト)、三瀬夏之介(日本画家)、持田敦子(アーティスト)
◉カラー写真充実 ・展示風景の写真充実 ・高橋大輔「100枚の絵」を全収録
◉展覧会を多角的に深めるテキスト ・福岡伸一(生物学者)のエッセイ ・北澤憲昭(美術史家)の論考 ・参加アーティストへのインタビュー ・澁澤龍彦「螺旋について」 ほか


❖ 目次
ごあいさつ

[再録] 澁澤龍彦 螺旋について
小金沢 智 「2020年のさざえ堂−−現代の螺旋と100枚の絵」序説−−太田市美術館・図書館の建築と展覧会
1. 螺旋とさざえ堂を再解釈するふたりの絵画−−三瀬夏之介、高橋大輔
2. 「差異」の発見を通して重なり合う、「音楽のような」コンポジション−−蓮沼執太
3. 迷宮のような、回転する空間での絵画体験−−持田敦子、高橋大輔
4. 100枚の絵のはてに−−高橋大輔
高橋大輔の「100枚の絵」
福岡伸一 螺旋は生命のかたち
北澤憲昭 しあわせなバベル−−高橋由一の「螺旋展画閣」構想をめぐって
インタビュー|高橋大輔
インタビュー|蓮沼執太
インタビュー|三瀬夏之介
インタビュー|持田敦子

作家略歴
作品リスト
展覧会概要・関連イベント
展覧会制作・フォトクレジット・謝辞


太田の美術vol.3「2020年のさざえ堂——現代の螺旋と100枚の絵」
会期:2020年2月6日(木)〜5月10日(日)
会場:太田市美術館・図書館
住所:群馬県太田市東本町16番地30
電話番号:0276-55-3036 
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(2月24日、5月4日は祝休日のため開館し、2月25日、5月7日休館)
料金:300(200)円
※( )内は20名以上の団体及び太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛フリーパス、本展会期中の大川美術館(桐生)の有料観覧券半券をお持ちの方。65歳以上、高校生以下、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の交付者及びその付添人1人は無料。おおた家庭の日(第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料。
販売価格
2,420円(税220円)
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