メディアエコロジー

「便利」「簡単」が行き着いた成れの果ての現代社会、

デジタル技術のもたらす資本主義の規模と速度に、もはや人間の知覚は追いつかず、

世界は途方に暮れている──。



SNSと広告モデルが極限まで発展し、行動も欲望も表現さえも支配された日常は変えられるのか?

根源的に問い直すべきは「知る/伝える」のあり方、すなわちメディアの生態学(エコロジー)である。

F・ガタリのポスト・メディアの構想を基盤に、「端末市民」たちの現在と未来を論じる入魂の論考8篇!




「メディアのエコロジーを、技術の面から、そしてコスモポリタニズムとしての端末市民という側面から、

あるいはテクノロジーを駆使して表現し続けること、そして人間と自然、人間と社会、人間と芸術を思考し続けること。

そのメディア論的思考が「ポストメディアの条件」にほかならない。」(いささか長い序論より)
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