正直個性論

 バブル経済崩壊、平成のゆとり教育、蔓延る自己責任論、SNS社会──

 平成から令和にかけて曖昧に大きく膨らんだ「個性」の幻想を、気さくに鋭利に突き崩す、POP思想家・水野しずの論考集第二弾!   

「好きなことで生きていきたい」  
「バイトしてる自分なんて、本当の自分じゃない」   
「とにかく、特別な人になりたい」  

 形にならない欲求に支配され、特にやりたくもないことにあれこれ手を出しては消耗する人々。「自分はやりたいことを仕事にできていない」と必要以上に悩む人々。個性が何かもわからないのに、個性的になりたい人々。

 そんな人々に向けて、社会批評やサブカルチャーへ考察、自身の美大生時代の体験談を交えつつ、個性の全容を解きほぐし、よりマシな道を提示する。  
 生き方を揺さぶる、電撃哲学書!
販売価格
1,980円(税180円)
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