ジァンジァン怪傑

お金のことは後回し、利害を捨て、条理に従い、義の世界に生きる。
小さな町に隠れた知られざる巨人たち。 青森から沖縄まで、公演地で反骨の魂と出会い、ジァンジァン劇場主は漂泊者となる。 自伝的小説『ジァンジァン狂宴』第2弾!

サブカルの聖地・渋谷ジァンジァン。その舞台裏を『ジァンジァン狂宴』(左右社、2013)ではじめてあかした高嶋進が描く人物伝。70年代、政治・音楽・演劇に熱く生きた人物たちが、全国にいた。舞台裏から描く貴重な時代の証言。


目次
まえがき
一、微笑の愛国者 洛東江の崔華國
二、海と光の精霊 南大東島の粟國安彦
三、情義の風狂 沖縄の新垣盛市
四、反骨のボス 長崎の宮本圭子
五、河童の頭目 日田の江田憲介
六、神出鬼没の怪僧 若松の四鏡俊幸
七、白昼堂々の正義者 金沢の村井幸子
八、怒髪の爆裂男 津軽の沢田亀吉
あとがき


高嶋進 (タカシマ・ススム)
1932年、新潟県生まれ。ジァンジァン開設者、文筆家。青山学院大学文学部卒業。69年渋谷ジァンジァン、77年名古屋ジァンジァン、80年沖縄ジァンジァン、83年座間味ジァンジァンを開設。著書に『ジァンジァン狂宴』『ジァンジァン怪傑』『ジァンジァン終焉』『八十歳の朝から』『この骨の群れ/「死の棘」蘇生』『崖っぷちの自画像』『道化師の性』『死んでみた』(いずれも左右社)がある
型番 978-4-903500-95-9
販売価格
1,870円(税170円)
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