安全で良質な食生活を手に入れる

戦後、大きく変わった私たちの食生活。その背景には、家族の変化や流通業の変化など、さまざまな社会全体の変化があった。食料生産にのみ着目する従来の食料経済学にかわり、流通から消費者心理まで、全体をとらえる“フードシステム”による、食生活再考。



いま私たち消費者が、毎日の食生活の中で出来ることは何か。何を心がければ、安全で良質は食生活を手に入れることができるのか。それを考えるヒントを提供するのが本書の目的である。(「はじめに」より))


[目次]
はじめに
第1章 食生活とその経済学
第2章 フードシステムとは何か
第3章 食生活の成熟の経済学的意味
第4章 食生活変化の四方向
第5章 食生活の外部化のスピード
第6章 わが国の家族に何が起こっているのか
第7章 ともに変わる食生活と家族
第8章 外部化を支える外食・中食産業
第9章 重要性を増す食品流通業
第10章 流通業と流通主導型フードシステム
第11章 フードシステムと政府の役割
第12章 安全で健康的な食生活のために
終章  これからの食生活と家族 結びに代えて



時子山ひろみ(とこやま・ひろみ)=経済学・フードシステム研究。日本女子大学名誉教授。
主な著書に『フードシステムの経済分析』(日本評論社)など。
型番 978-4-903500-72-0
販売価格
1,870円(税170円)
購入数