特集「人生という物語」の呪縛から逃れて」〈第7号〉

社会学者・大澤真幸が、対談と論文で現代社会を特集形式で考える月刊誌「O[オー]」第7号。 作家・角田光代、映画監督にして評論家・森達也を迎え、この世に生を与えられるとはどういうことなのか、現代社会は犯罪や死刑といかに向き合って行くべきなのか、語り合う。 「人生という物語」の成立しなくなった現代を生きるための思想的指針を問う書き下ろし論考収録。

[目次]
特集「「人生という物語」の呪縛から逃れて」
1 対談 角田光代×大澤真幸  欠損してゆく愛を取り返してくれるもの
2 対談 森達也×大澤真幸  死刑をゼロから考える
3 論文 大澤真幸  八日目の神(の不在)

参考資料
角田光代主要作品一覧
森達也主要作品一覧



大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年生まれ。社会学者。著書に『不可能性の時代』『ナショナリズムの由来』、共著に『歴史の〈はじまり〉』など。

角田光代(かくた・みつよ)
作家。1990年デビュー。2005年『対岸の彼女』で直木賞を受賞、『八日目の蝉』『ひそやかな花園』など現代日本に生きる家族や親子を主題にした作品を発表している。

森達也(もり・たつや)
1956年生まれ。映画監督・作家。オウム事件を内側から捉えたドキュメンタリー映画『A』『A2』のほか、『死刑』『下山事件』などノンフィクション、評論を中心に著書多数。
型番 978-4-903500-39-3
販売価格
1,100円(税100円)
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