特集「生きることを哲学する」〈第6号〉

社会学者・大澤真幸が、対談と論文で現代社会を特集形式で考える月刊誌「O[オー]」第6号。 20世紀、媒介=メディアを深く考察の対象とするようになった結果、哲学は、この世界の外部をかいま見せる迫力を失ったのではないか。しかし哲学の復権があるならば、それは社会学としてだろう——。 最も哲学を実践し続けている鷲田清一をゲストに迎え、哲学をすることの意味を問う。 論文は、その実践編ともいうべき入魂のサッカー論。人類はなぜ、かくもサッカーに熱狂するのか? 人類史の根源にまで遡ったとき、サッカーが示している思わぬ人間像が明らかになる!

[目次]
特集「生きることを哲学する」
1 対談 鷲田清一×大澤真幸  哲学の復権
2 論文 大澤真幸  サッカーの(非)人間学

参考資料
鷲田清一のことば 主要著書より
20世紀哲学小史
近代サッカー小史



大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年生まれ。社会学者。著書に『不可能性の時代』『ナショナリズムの由来』、共著に『歴史の〈はじまり〉』など。

鷲田清一(わしだ・きよかず)
1949年生まれ。哲学者。専門は臨床哲学、倫理学。2007年より大阪大学総長。現象学やファッション、ケアをめぐる多数の著書がある。
型番 978-4-903500-38-6
販売価格
1,100円(税100円)
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