特集「脳はひとつの〈社会〉である」〈第5号〉

社会学者・大澤真幸が、対談と論文で現代社会を特集形式で考える月刊誌「O[オー]」第5号。 近年、異常なほどの盛り上がりを続けている脳科学ブーム。しかしこれは、20世紀後半からさまざまな発見を重ねている認知科学の隆盛を反映したものと考えるべきではない。 脳科学者・茂木健一郎とともに、 脳科学の最新の知見を再検討し、いまわれわれに突きつけられているものは何かを問う。

[目次]
特集「脳はひとつの〈社会〉である」
1 対談 茂木健一郎×大澤真幸  脳には独立した多数のエージェントがいる
2 論文 大澤真幸  脳研究のおける社会学的転回

参考資料
対談補注 脳科学のキーワード
脳関連・推薦図書20



大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年生まれ。社会学者。著書に『不可能性の時代』『ナショナリズムの由来』、共著に『歴史の〈はじまり〉』など。

茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)
1962年東京都生まれ、脳科学者。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャー。
型番 978-4-903500-37−9
販売価格
1,100円(税100円)
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