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文芸・評論・エッセイ
階段を駆け上がる
現実から一歩だけ遠のくと、 そこには物語の時間がはかなく美しく流れる。 ほんの一歩、それが小説。 主人公たちはあらゆる人生を越えている。 片岡義男、2年ぶりとなる待望の短編小説集。 夏の時間の流れと、男女の再会を描く極上の7編。 「階段を駆け上がっていった」を除く6編は書き下ろしです。
[目次]
階段を駆け上がっていった
夏の終りとハイボール
いまそこにいる彼女
美少女のそれから
雨降りのミロンガ
積乱雲の直径
割れて砕けて裂けて散る
あとがき
片岡義男(かたおか・よしお)
1940年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳をはじめる。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年発表した「スローなブギにしてくれ」で野生時代新人賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの作家活動のほかに写真家としても活躍し、数多くの著作がある。
型番
978-4-903500-35-5
販売価格
2,420円(税220円)
購入数
冊
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