九楊先生の文字学入門

これは発見! 文に文法があるように、書字にも「主語」や「動詞」、「述語」 や「形容」がある! 読めば、手書き文字が持つ魅力と魔力が手にとるように伝わります。手書き文字は一字がそのまま文学。筆記具を持ち、紙に一文字書けば、あなたも文学者です。手書き文字はじつは圧倒的な情報量を持っています。そのことの仕組みを十二講にわたって講義します。



「私の文字学=書字学研究の集大成の本です」石川九楊

石川九楊先生は弊社の「左右社」という名の命名者です。
社名の由来は、こちら。

九楊先生による新境地の本です!



目次
第一講 表現
第二講 動詞ーー筆蝕すること
第三講 場
第四講 主語
第五講 述語
第六講 単位ーー筆画
第七講 変化
第八講 接続ーー連綿論
第九講 音韻ーー筆蝕の態様
第十講 形容
第十一講 接辞
第十二講 構文



石川九楊(いしかわ・きゅうよう)
書家。京都精華大学教授。筆蝕を重視した新たな書史を打ち立て、『書の終焉』でサントリー学芸賞受賞、『日本書史』で毎日出版文化賞受賞、『近代書史』で大佛次郎賞受賞など高い評価を得る。
型番 978-4-86528-103-3
販売価格
3,259円(税296円)
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